なぜ姿勢が悪いと痛くなるのだろう???
良い姿勢とは「前後左右」ともにバランスの取れた状態。
身体的にニュートラルな状態だとご説明しました。→
良い姿勢とは参照
良い姿勢とは骨を中心に姿勢を維持する。
筋肉はインナーマッスルを主に使って姿勢を維持するため疲れにくい。ということでしたね。
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しっかりした土台の真ん中に丸い球を置いても
ずっと変わらず安定しています
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そしてコリや疲れの大多数はアウターの筋肉が原因となっています。
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左のように土台が傾くと
丸い球は前に落ちていきます
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落ちないよう支えるために
赤く囲われた筋肉が働くようになります。
(実際には関節や靭帯などの他の組織にも負担がかかります) |
良い姿勢→ニュートラルな状態から離れれば離れるほど、外側の筋肉の活動力が増えて疲労度が増していきます。
だったら、なるべく外側の筋肉群を使わずに生活していけば疲労やコリ、痛みなどがでなくなるんじゃないか?!ということです。
今回は頭と身体の位置関係で説明しましたが、腰と骨盤の関係、骨盤と股関節、肩関節と肩甲骨など様々な場所で応用できます。
立ち姿勢、座り姿勢だけでなく、作業のやり方。例えば重いものを持つときとかパソコンを使うとか、掃除機をかける。キッチンで料理を作るとかの日常の生活の中の身体の使い方も重要になってきます。
なぜ姿勢が悪いと痛くなるのか理解できたでしょうか?
当然、外側の筋肉を全く使わず生活することは不可能ですし、自分の意に反して負担の大きい作業などを強いられることもあり疲労がたまってしまう時もあります。
ストレスのかかる状態もたくさんあり、緊張する場面も多数あるでしょう。
人間生活していれば、いくら姿勢良く生活していても疲れは溜まってきます。
が、こういったことをわかった上で生活することができれば、ちょっとしたメンテナンスで回復することができると思っています。
そして肩こりや腰痛、他の様々な痛みは姿勢の歪みや身体の使い方を覚えることによって大部分が改善されるという報告もあります。だいたい70から80%です。
骨の変形や病気などによるものも確かにあるし、心配にもなりますがまずはこちらを改善してもらうのが先だと思います。
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