ストレッチのやり方
ストレッチはやり方を間違わなければ、とても良いセルフケアになります。
ただし、やり方を間違ったりすると逆に体を痛めたり、歪みを大きくしてしまうことになります。
今回はストレッチの原理も説明しながら、正しいやり方をお伝えしていきますね。
筋肉には青い点で書かれているような「センサー」がついています。
このセンサーに筋肉が伸ばされているのか?力が入っているのか?など様々な情報が入り、脳へ伝達されます。
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ノーマル状態
自然な状態です。 |
少し伸ばしていきます。
センサーに伸びているよと情報がはいる |
もっと伸ばしていくと筋肉はやばいと判断。
脳に伸ばされすぎていると情報を送る |
脳は、筋肉に切れないように縮むように指令を送り筋肉は短縮していく
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ここが重要!
筋肉が伸ばされて伸ばされてギューと自分の限界より伸ばされてきた。やばい切れそうだ!と判断すると、
脳は筋肉を「伸ばすまい」と逆に短縮させようとします。 この作用は反射によって起こり
「伸張反射」と呼ばれます
ストレッチはこの「伸張反射」をいかにして起こさないように伸ばしていくかが鍵となります。
この働きを知らないで、思いっきり伸ばしていると、「伸張反射」が発動して一生懸命伸ばしても逆に筋肉を硬く短くしてしまうことになるのです!
ストレッチを行う注意点
以上のことをふまえて次のことに意識して行うとうまくいきます
●筋肉のセンサーを働かさないように注意しながら行う
→強く伸ばさない、急に伸ばさない
●センサーが伸びた状態が普通であると認識するまで行う
→20秒から30秒間行うこと
●筋肉が酸欠にならないように行う
→呼吸を止めない
●筋肉の余計な力を抜くように行う
→伸ばすことよりも筋肉が脱力していくような感覚で行う
※筋肉は筋温が高くなると柔らかく、低くなると硬くなる性質があります。
なので、冷えた状態で行うと上記センサーが過敏に働く恐れがあるので、体を温めたあと(お風呂上がり)
もしくは、軽くさすってから。自分でマッサージするなどしてから行うと効果的ですよ。
ストレッチは根気が必要になるエクササイズです。
痛い時に、無理なストレッチを行うとより痛くなることがあります。
でも上手なストレッチは身体への負担が少なく痛みも血流も緩和してくれます。
根気よく身体と対話しながら行ってくださいね。
ストレッチは伸ばすことが目的ではなく、血行をよくすることが目的です
痛いほど伸ばすのではなく、じわぁ〜と力を抜くように伸ばしていくのが正しいやり方です
ストレッチは
「伸ばすのではなく、筋肉が自然と伸びるのを待つ」